鍼灸治療　(鍼灸のみ or 推拿マッサージ併用)

「鍼～はり」は何故効くの？

歴史	鍼(はり)というと、経験のない人にとって痛そう、東洋医学がよくわからない、本当に効くのかな？など、疑問を持たれている方も多いかと思います。 しかし、その歴史は西洋医学よりも古く、数千年の経験によって発展してきた治療法です。 近年では科学や医療の進歩によってなぜ効くのか？どのような疾患に有効なのか？などと言うことが色々と分かってきました。
鍼が効く理由	人間のカラダは交感神経と副交感神経という2つの自律神経でコントロールされていて、常にどちらかの神経が働いています。 (昼間働いている時は交感神経／夜寝てる時は副交感神経) 交感神経は日中起きていいるときに呼吸や心拍数をあげるときなどに優位に働き、副交感神経はリラックス時や消化器を働かせるときなどに優位に働きます。 この2つの神経がアンバランスになってしまうと、「自然治癒力」がうまく働かなくなってしまいます。
「自然治癒力」とは、	・カラダの中に入ってきた異物（病原菌など）から防御し免疫をつくる機能。 ・傷ついたり古くなった細胞を修復・再生する機能など、人が生まれながらに持っている力。 この現代社会では心理的ストレスが過度にかかり、わたしたちの「自然治癒力」自体が弱まってきました。 ストレスがかかると、ストレスに立ち向かおうと交感神経が過剰になり、血管が収縮します。 すると血流が悪くなり筋肉も硬くなってしまうのです。 うまくリラックスできないので副交感神経は働けず、消化器などの臓器に働くよう指令も送れません。 多くの疾病はこの「自然治癒力」の低下により発症すると言われています。 そこで注目されたのが鍼灸治療です。 鍼灸はモルヒネに似た神経物質を出させて痛みを和らげる鎮痛作用や、自律神経のバランスを整える作用があるので「自然治癒力」を根本的な体質改善を通して底上げしてくれます。 体質改善とあわせて根本から症状を改善したい方は特にオススメです。　 また、鍼は中国では手術などで麻酔としても使用されているほど鎮痛効果があるため、ギックリ腰や寝違えなど急性の痛みに対しても即効性があることで知られています。
鍼って安全なの？ 痛いの？	当院で使用する鍼は、約20種類の鍼から一人ひとりの症状に合わせて選択し、全てディスポーサブル(使い捨て)の鍼を使用しているため非常に衛生的です。 鍼の太さも基本的に髪の毛より細い鍼を使用するため、ほとんど痛みはなく、ジーンとした感覚がなれてくるととても気持ちがいいです。 鍼の効果は先にお話したように、精神の緊張を解き「副交感神経」を高める効果があるので寝てしまう方も多くおります。鍼って痛いというイメージを持たれる方も多くおりますが、一度受けていただくと反対にリラックスできることが分かると思いますよ。
当店で使用の 「ディスポーサブル鍼」	※当院で使用の鍼は全て「使い捨て」です.